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【川崎区】健康診断で肝機能異常(AST・ALT・γ-GTP)と言われたら|受診の目安と原因を肝臓専門医が解説

[2026.05.01]

 

「健診の結果を見たら、肝臓の数値が高かった」

「でも体はいたって普通…これって受診すべき?」

そう思って、結果票を引き出しにしまっていませんか?

 

実は、肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれていて、何か不調があっても体に症状として出にくい臓器です。
だからこそ、健診の数値は数少ない"サイン"のひとつ

気になる結果があったときこそ、早めに確認しておくと安心です。

この記事では、肝機能の数値が気になる方に向けて、原因・受診の目安・病院でできることを、できるだけわかりやすくお伝えします。

まず、その数値は何を意味しているの?

血液検査で異常と言われる項目は、主に以下のとおりです。

※ALPは2020年頃から測定方法の変更により、基準値が以前より低く表示されます(目安:38〜113 U/L)。古い健診結果と単純に比べると混乱することがあるので、ご注意ください。

症状がなくても、受診を考えてほしい理由

肝臓はとても我慢強い臓器です。細胞が少しずつ傷ついていても、黙って働き続けます。

症状が出るとすれば——

  • 体がだるい、疲れやすい
  • 食欲がない
  • 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)

これらは、肝臓のダメージがかなり進んでからようやく現れるサインです。

症状が出る前に対処できるかどうかが、大きな分かれ目になります。
症状がない今」が、自分を守るチャンスです。

どのくらいの数値なら受診を考えるべき?

日本肝臓学会は現在、「ALT(GPT)が 30 U/L を超えたら、かかりつけ医を受診しましょう」という指針を掲げ、広く注意を呼びかけています。

以前の基準(40〜50以上)と比べると、「30」は厳しく感じるかもしれません。
「これくらいで病院に行くのは大げさかな…」「仕事が忙しくて、ついつい後回しに…」と思う方も多いのではないでしょうか。

理想は、ALTが30を超えた時点で一度受診していただくことです。とはいえ、なかなか時間が取れない方のために、受診のタイミングの目安を下の表にまとめました。ご自身の数値と照らし合わせ、参考にしてみてください。

※下の表はあくまで参考目安であり、明確な基準ではありません。
実際には数値だけでなく、これまでの経過や生活習慣なども含めて総合的に判断しますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

 

肝臓の病気は、いかに早くリスクを見つけるかが、将来の健康を大きく左右します。
数値が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。

肝機能異常、よくある5つの原因

脂肪肝

健診で指摘される肝機能異常のなかで、最も多い原因が「脂肪肝」です。食べすぎ・運動不足・肥満・糖尿病などを背景に、肝臓に脂肪が蓄積し、慢性的なダメージが加わっている状態を指します。

実は、脂肪肝には大きく2つのタイプがあることをご存知でしょうか?

  1. 「ただ脂肪が溜まっているだけ」の比較的安定したタイプ

  2. 「肝臓に炎症が生じて細胞が壊れていく」タイプ(MASH:マッシュ

特に注意が必要なのがMASHです。自覚症状がないまま肝硬変や肝がんへと進行する恐れがあり、食事の欧米化に伴い、日本でも増加傾向にあります。

「脂肪肝くらいなら大丈夫」と思われがちですが、「早期の評価」こそが将来の健康を守る鍵となります。当院では、年齢・AST・ALT・血小板数をもとに肝臓の硬さを推測する「FIB-4 Index(フィブフォー・インデックス)」という指標を活用し、精密検査が必要な状態かどうかを客観的にスクリーニングしています。

「たかが脂肪肝」と油断せず、数値が気になった今、まずはご自身の肝臓の状態を正しく知ることからはじめてみましょう。

飲酒

アルコールを分解するとき、肝臓には大きな負担がかかります。
特にγ-GTPが高い方は、飲酒との関連が疑われることが多いです。

休肝日がない・最近飲む量が増えてきた、という心当たりがある方は、少し立ち止まって振り返るきっかけにしてみてください。

薬・サプリメント

処方薬だけでなく、市販の鎮痛剤・漢方薬・健康食品なども、肝機能に影響することがあります(薬物性肝障害)。
意外と見落とされやすいポイントです。

受診の際は、現在飲んでいる薬やサプリをまとめてメモしておくと、診断がスムーズになります。

ウイルス性肝炎(B型・C型)

B型・C型肝炎ウイルスの感染が原因のこともあります。自覚症状がないまま進行することもあるため、過去に一度も検査を受けたことがない方は、この機会にぜひ確認してみてください。

その他の病気

胆石・自己免疫性肝疾患など、生活習慣とは関係のない原因が隠れていることもあります。
「特に思い当たることがない」という方も、一度きちんと調べてみることで、原因がはっきりして安心につながります。

異常を指摘されたら、まずこの3ステップ

ステップ1:過去の結果と比べてみる

今年だけ高いのか、毎年少しずつ上がっているのかを確認しましょう。

数値が数年にわたって高い状態が続いている、または年々上昇しているようであれば、早めに受診することをおすすめします。

ステップ2:生活習慣を振り返る

最近、こんな変化はありませんか?

  • 体重が増えてきた
  • お酒の量が増えた
  • 新しいサプリや薬を飲み始めた

思い当たることがあれば、受診の際に医師に伝えると診断の参考になります。

 

ステップ3:消化器内科を受診する

「一時的な変動なのか」「治療が必要な状態なのか」は、専門医の診察・検査を受けてはじめてわかることです。

数値が気になっているなら、自己判断で様子を見続けるより、一度専門医に診てもらうのがいちばんの安心への近道です。

 

病院ではどんなことをするの?

当院(花田内科胃腸科医院)では、以下の検査を行っています。

精密採血

肝炎ウイルスの有無や、必要に応じて自己免疫疾患との関連性を調べる採血を行います。
また、より詳細な肝機能の状態を把握するための検査項目も加えて確認します。

腹部エコー(超音波)検査

脂肪肝の程度・胆石の有無・腫瘍の有無などをリアルタイムで確認できる、非常に有用な検査です。
体への負担がなく、短時間で終了するため、安心して受けていただけます。

生活指導

検査数値の改善に向けて、一人ひとりの生活習慣に合わせた食事・運動のアドバイスを行っています。

よくあるご質問

  1. お酒をやめれば、数値は下がりますか?
    飲酒が原因の場合、禁酒・節酒によって数値が改善するケースは多くあります。ただし、どのくらいの期間でどこまで改善するかは個人差があります。まずは受診して、現在の状態を確認することをおすすめします。

  2. どんな治療をするのですか?
    原因や状態によって異なります。生活習慣の改善だけで数値が戻るケースもありますし、治療が必要な場合もあります。検査結果を見ながら、一緒に考えていきましょう。

  3. 健診から何ヶ月も経ってしまいましたが、今から受診しても大丈夫ですか?
    もちろんです。時間が経っていても、現在の状態を調べることはできます。「今さら…」と思わず、気になったときにいつでもご来院ください。

気になったら、来てください

当院は、肝臓専門医の資格を持つ消化器内科医が在籍しています。

健診で指摘された数値の意味から、その後の経過観察・治療まで、専門的な視点できめ細かくサポートします。

「数値が少し高いだけで大げさかな…」と感じている方こそ、一度ご相談ください。
何もなければそれで安心ですし、早めに対処できるケースもあります。大事なのは、気になったまま放置しないことです。

川崎区にお住まいで、健診結果が気になる方は、お気軽に花田内科胃腸科医院までご相談ください。

▶︎ [診察予約はこちらから]

 

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