2025年度 インフルエンザ・新型コロナワクチンのご案内
だんだんと朝晩の気温が下がり、秋の深まりを感じる季節になってきました。
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症が流行しやすい時期でもあります。
感染や重症化を防ぐためには、手洗い・うがい・マスクの着用などの基本的な対策に加え、ワクチン接種がとても大切です。
川崎市川崎区の花田内科胃腸科医院では、2025年10月1日より始まった
インフルエンザおよび新型コロナワクチンの定期予防接種(国の補助対象)に対応しています。
ここでは、その概要と、当院で接種できる3種類の新型コロナワクチンの特徴をご紹介します。
川崎市における定期予防接種の概要
対象者
川崎市に住民登録がある方で、次のいずれかに該当する方が対象です。
-
65歳以上の方
-
60〜64歳の方で、重症化リスクのある方
(心臓・腎臓・呼吸器の機能障害[障害1級程度]を有する方)
実施期間
ワクチン | 実施期間(期間中1回) |
---|---|
新型コロナワクチン | 令和7年10月1日〜令和8年2月28日 |
インフルエンザワクチン | 令和7年10月1日〜令和8年1月31日 |
自己負担金
区分 | インフルエンザ | 新型コロナワクチン(※種類によらず) |
---|---|---|
定期接種対象の方 | 2,300円(税込) | 7,000円(税込) |
対象外の方(自費) | 4,000円(税込) | 15,000円(税込) |
接種方法
当院では、予約なしで当日接種が可能です。
体調のよい日にご来院ください。
ご希望の方は、受付でお声かけください。
川崎区でインフルエンザワクチンや新型コロナワクチン接種をご希望の方は、
お気軽にご相談ください。
当院で接種できる新型コロナワクチン
現在、新型コロナワクチンにはさまざまな種類があります。
当院では、それぞれの仕組みや特徴の違いを踏まえ、以下の3種類のワクチンを接種できるようにしています。
コミナティ(ファイザー社)
ヌバキソビット(ノババックス社/武田薬品)
コスタイベ(Meiji製薬)
それぞれのワクチンには、効果や副反応の傾向に違いがあります。
「どれを選べばいいのか迷う」という方のために、まずは結論から簡単にまとめます。
まず、結論から
ご希望・お悩み | おすすめのワクチン |
---|---|
実績があり、従来と同じワクチンを希望する方 | コミナティ(ファイザー社) |
過去のmRNAワクチンで発熱や頭痛などの副反応が強かった方 | ヌバキソビット(ノババックス社/武田薬品) |
感染・重症化予防効果がより長く続くことを期待したい方 | コスタイベ(Meiji製薬) |
以下、それぞれのワクチンの特徴を説明します。
1. コミナティ(ファイザー社)
世界中で最も多く接種されている mRNAワクチン です。
mRNAとは、体の中でウイルスの一部を一時的に作る「設計図」のような物質です。
これにより、実際にウイルスが入ってきたときに免疫がすぐ反応できるようになります。
メリット
世界で使用実績が豊富で、データが多い。
新しい変異株に対応したタイプが早く登場する。
注意点・デメリット
発熱・倦怠感・頭痛などの副反応が出ることがある。
当院ではこれまでコミナティのみ接種を実施しており、多くの方がこのワクチンを接種されています。
👉 これまでと同じワクチンで、データが豊富なワクチンを接種したい方におすすめです。
2. ヌバキソビット(ノババックス社/武田薬品)
「不活化ワクチン(組換えタンパクワクチン)」と呼ばれるタイプで、
インフルエンザワクチンや帯状疱疹ワクチンなど従来型ワクチンに近い仕組みを持っています。
すでにできあがったウイルスの一部を体に入れ、免疫をつけます。
メリット
発熱や倦怠感などの副反応が、mRNAワクチンと比べて少ない傾向がある。
注意点・デメリット
新しい変異株への対応が、mRNAワクチンよりやや遅れる場合がある。
👉 副反応をできるだけ抑えたい方、mRNAワクチンが合わなかった方におすすめです。
3. コスタイベ(Meiji製薬)
日本で開発・製造された、自己増幅型mRNAワクチンという次世代のタイプです。
「自己増幅型」とは、体内でmRNAが増えて働くことで、少ない成分量でも十分な免疫をつくるように設計された新しい技術です。これにより、従来のmRNAワクチンより少ない量で高い効果を得られるよう工夫されています。
メリット
少ない成分量で効果を出す設計のため、副反応がやや軽いといわれている。
従来のmRNAワクチンより抗体が多く作られ、感染・重症化予防効果がより長くつづくと期待されている。
注意点・デメリット
登場して間もないため、長期的なデータがまだ少ない。
👉 より高い感染予防・重症化予防効果を希望する方におすすめです。
まとめ
川崎市川崎区の花田内科胃腸科医院では、
インフルエンザワクチンと3種類の新型コロナワクチン(コミナティ・ヌバキソビット・コスタイベ)を接種できます。
どのワクチンも感染や重症化を防ぐ効果が期待でき、体調やご希望に応じて選択可能です。
川崎区でワクチン接種をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
皆さまが安心して接種を受けられるよう、スタッフ一同、丁寧にご案内いたします。